防音工事マンション編
”防音工事をしなければいけない理由”
なぜ、防音工事をしなければいけないのか、最初に抱く質問にお答えいたします。
一般的に騒音障害が発生するのは、立地条件にもよりますが、70㏈を超えた場合に問題とされるケースが多くあります。
元々車通りが多いところ、繫華街では想定していたことと割り切れますが、平静な住宅街などでは問題視され、近隣トラブルに発展することがあります。
とくにマンションでは、近隣トラブルで困っているという相談を多く受けます。
では、70㏈を超える騒音とはどういったものかを検証していきます。
小学校など音楽室から流れるピアノや子供の合唱は65~80㏈になります。
難聴になられたお年寄りなどの
家から漏れるテレビの音量も70㏈を超えるケースもあり、
ピアノやドラムなど、家の中で演奏する楽器によって80~110㏈を超える場合もあります。
また、自動車専用道路、公的交通機関など騒音レベルを超える対象があります。
防音と遮音は違うものなのか?
基本的には同じです。
・建物の中から発生する音を遮断すること…防音工事
・建物の外からの音を遮断すること…遮音工事
といいます。
対処工事が代わっても基本的には同じと考えてください。
そもそも、どのような工事をするのですか?
一つの部屋を防音仕様にする場合、
床・壁・天井の6面体に対して遮音壁を造っていきます。
また、防音室の場合は吸音効果もある仕様に設計していきます。
使用する建材も、床遮音マットや壁遮音パネル、防音ドアを採用することや、遮音壁に充填する遮音材の性能のグレードなどで、大きく遮音性能が変わってきます。
45~60㏈の静粛性を維持するDR60以下が良いと思います。
費用や工事期間は?
部屋の大きさ、開口部分(窓の大きさ、ドア)などで異なりますが、6帖大の広さで、おおよそ200万円~が基本的な費用となります。
工事期間は、居住中と空室の場合で異なりますが、おおよそ2週間となります。
マンションや住宅密集地での騒音トラブル問題など、
今は自分で自分を守る時代です。
トラブルに発展する前に自己防衛も兼ねて、快適な暮らしを実現させましょう。
断熱性能向上については、国からの補助金対象にもなっております。
詳しくはお問い合わせください。
この記事を書いた人
クリエート編集部