防音工事を依頼するときの注意点
更新日時:2024.09.17
カテゴリー:ブログ
防音工事を依頼するときに、複数の業者から見積もりを取られると思います。
金額を比較し、最も安い業者を選ぶという方が多いでしょう。
確かに安く出来ることに勝るものはありません。しかし、防音・遮音に関する知識や経験がないと満足のいく結果は出ません。
使用する材料や施工方法など業者によって様々です。
金額だけではなく、どのような材料を使ってどんな工事を行うのか、見積りの細部までしっかり確認しておくことが大切です。
中には(○○工事一式)など細かく内容を記載していない業者もあるので要注意です。
【信頼できる防音工事会社の見極めポイント】
※防音室(遮音室)を造る目的を理解されているか?
- ピアノ、バイオリンなどの楽器を弾くための消音対策
- ドラムなど重低音の楽器を楽しむための対策
- 車の騒音や生活騒音などによる消音対策
目的により施工方法も変わります。間違った施工方法では問題を解決することができません。
※音源の種類の解明はできているか?
さまざまな音には伝わり方も違い、対策も異なります。
空気伝搬音は、遮音層の重ね、空気層の設置、遮音材の性能などが検討されるが、
固体伝搬音には、浮き床のような建物躯体と緩衝材をもって離して計画するなど目的を理解し、一番効果のある施工法の対策が必要です。
※的確な提案がされているか?
お客様からのご希望などを理解したうえで、音源の種類を分析し、どのくらいの成果が得られるのか、合わせてお客様の予算に合わせた対処法(施工方法)をご提案しなければなりません。
使う材料に対しても遮音性能や施工方法で性能を向上させるなど、高い技術が求められます。
防音(遮音)工事は、高い費用が掛かります。
高いお金を払ったのに結果が伴わなければ取返しのつかないことになるでしょう。
防音工事を依頼する際は、必ず現地調査をお願いし、抱えている不安や疑問、ご希望など些細なことでもお話しください。
抱えている不安の解消や疑問に対して明確な回答、施工内容の説明など納得いくまで打合せすることが大切です。
高い防音知識とノウハウを持った安心して任せられる業者を選びましょう。
この記事を書いた人
クリエート編集部