プロが行う防音対策
～基本の工事編～

「夜遅くまでピアノの練習をしたい」「近隣からの騒音を防ぎたい」など音の問題に悩まれている方が多いのではないでしょうか。

最近では、インターネットなどでも防音材が売られ自分で対策される方も多いと思います。

プロに依頼するよりも手軽でコストも抑えられます。
ただ、お金と時間をかけたのに効果がなければ意味がありません。実際、弊社でも「自分で遮音シートを貼って対策したが効果がないので」と相談を受けるケースが増えています。

そこで正しい防音工事の基本対策をお伝えいたします。

ご参考にしていただき、よりよい住まい環境を造られることをお勧めいたします。

音を遮断するにはいくつかの定義があります。

空気音（人の会話、車の走行音、楽器を弾く音など）に対して

※より重く、より厚い材料を選ぶ

材料の単位面積あたりの重量によって決まり、重ければ重いほど遮音性能は高くなります。

※コインシデンス効果（共振）を防ぐ

重くて硬い材料には、コインシデンス効果とよばれる特定の周波数になると遮音性能が低下する弱点があります。

これを防ぐには材料を複合して使うことです。複数の材料を組み合わせることで、遮音性能の低下を抑えることができます。

※隙間をなくす

音は空気の振動なので、空気の通る隙間があるとそこから音が漏れてしまいます。ドア

や窓の隙間、換気口など音の通り道になる箇所は確実に対処することが大切です。

※窓を二重にする

二重窓は、内窓と外窓の間に「空気層」をつくることで遮音効果を高めてくれます。

窓を二重にするだけではなく、空気層を大きくすることで遮音性能を発揮できます。

固体音（電車のガタンゴトンと聞こえる音、ドラムなどの重低音、上階の足音）に対して

※構造を強くする

躯体の建物の強度も固体音の防音に関係があります。構造が強いほど遮音性能も高くなります。

※クッション性のある材料を使う、浮き床にして躯体の構造と離す

非常に高度な遮音が必要な場合には、床に防振ゴムを置いて建物から浮かせる「浮き床構造」にして固体音の伝わりを軽減する方法もあります。

以上が基本的な音を抑制する方法となります。私たち専門であればスタンダード仕様で40～50㏈削減、
プレミアム防音仕様で50～65㏈削減となります。

防音は音の種類や建物の構造、環境などによって必要な対策が異なるため、専門業者に依頼することが望ましいです。

防音工事はぜひ株式会社クリエートまでご相談ください。