防音工事の知りたいポイント
現地調査時やお問い合わせをいただく際に、
お客様からよく聞かれる内容や、
防音工事に対して知りたいポイントなどをお伝えしていきます。
まず、音(騒音)を消すために何をすればよいのか、どのような環境にされたいのかを明確化するためには音の性質を知ることから始まります。
音の伝搬音(空気・固体)の種類によって対策は変わってきます。
その一番効果のある施工方法で工事金額にも違いが出ます。
求める性能と完成後の満足感を優先してください。
安い見積もりの施工会社を選びがちですが、
重要なことはなぜ安いのか、その理由を知ることです。
防音施工会社の提案見積もりに開きがあるのは、使用する素材、材料、施工方法の違いがあります。
見積もりにはしっかり目を通して、施工会社に確認してください。
性能を高めてくれる遮音材(断熱材系)や床・壁・天井の6面の施工手順、方法など
専門知識のある施工会社を選ぶことが重要となります。
<お客様からよく聞かれる質問や要望>
1.マンション隣室からの騒音に対して、隔壁面を遮音壁にしてほしい。
2.隣接する民家が1軒だけなので、そちらの方向のみ防音室にすることは可能ですか?
⇒一般的に空気伝搬音によって、音源が伝わってきます。
それらは一方向からだけではなく、建物を包み込むようにして音が伝わるので、音源の発生する方向だけ対処しても、結果的には解決しないケースが起きてしまいます。
さらに固体伝搬音の性質を持つ音(ドラム、子供の足音、電車や車の振動音など)は、浮き床、浮き壁の仕様で建物躯体からも干渉度合いを抑えることが求められます。
3.マンション上階からの足音などの騒音に対して、気になる部屋のみ遮音天井にしてほしい。
⇒マンションの遮音天井の対処工事も面で捉えないと結果はでません。
4.大手建材メーカーが販売している防音ドア(42㏈/500㎐)を2重に取り付けたら、性能も2倍になりますか?
⇒防音ドアなどの防音性能表示されている商品も、設置場所の間隔を80センチ以上確保すれば高い性能が可能です。
5.居室として内装仕上など満足できる工事ができますか?
⇒居室の仕上については、充分ご満足いただける提案が可能です。
現場の環境によっても異なりますが、しっかりと現地調査を行い、お客様が求める環境に対して、的確な提案並びに明確な見積りをもって、適正な価格で納得できる防音工事をご検討してください。
当社では費用的な面でも、ご希望される予算をベースにしてご提案させていただきます。
お客様の困っている問題、悩み、ご要望などありましたらお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
クリエート編集部