暖かな日差しが差し込む空間へ -ピアニストルーム施工事例-
名古屋市千種区
名古屋市千種区
隣家との距離が近くセキュリティやプライバシーなど気になっていました。
隣家に近いテラス戸部位には、ガラスブロックを積み、柔らかい日差しを取り込む採光窓としました。
隣のテラス戸は、インナーサッシ(LOW-E)ですが偏芯仕様となっています。
※LOW-E複層ガラス…ガラス同士の間に空気層があるため、暖房効率が良くなる、結露しにくい、遮音性能・防音性能に優れる、防犯面で有効性がある。
ドアからの音漏れも気になっていました。
出入口建具の取付向きを内開きから外開きに変更し、内側には防音性能ドアを設置しました。
ピアノ2台を置くには少々狭さを感じていました。
クローゼットを無くし部屋を拡張、照明はラインコンセントを設置して調光・調整が可能な機器を選定しています。
天井が高いため、とても開放感を感じています。
高さを生かしたまま、二重天井組み下地として遮音工事を行いました。
ピアノ2台を設置するためもちろん遮音性能にもこだわりました。
完成後の遮音性能試験に於いて、室内から 110db以上の発生音に対し、外壁から1mの地点でDR-65の性能が得られました。
これは部屋の中からの楽器音が、外では通常時に全く聞こえないほどとなります。
※DR-65…遮音等級。もともとの家や部屋が持っている遮音性能と、防音室が持っている遮音性能を合わせた合計の遮音性能。
施工場所 | 名古屋市千種区光が丘 |
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完成日時 | 2020年6月末日(計14日間) |
完了後測定値 | 50db以上の削減性能を測定 |
工事費用 | お問合せください。 |
今回は、名古屋市千種区光が丘にて、戸建て新築分譲を取得されましたご依頼者より、1階12帖大の洋室にピアノ2台設置するピアニストルームの設置工事です。
天井が2.7mと高くあったことから、二重天井組み下地として遮音工事を行い、
2か所あるテラス戸は隣家との距離も近いことから、採光が取れるガラスブロック仕様として柔らかい日差しが入る室内空間を造らせて頂きました。
「ピアノを演奏できるようになりたい」様々な方が描く夢の一つではないでしょうか。今回施工を行った部屋から、たくさんのピアニストが羽ばたくことを期待しております。